いきなりですがVerkaufsoffener Sonntagを知っていますか?
少し長い言葉ですが、Verkauf:売ること、offen:開いている、Sonntag:日曜日、合わせて「お店が開いている日曜日」という意味になります。
ドイツでは基本的にどのお店も日曜日は休みます。
ところが年に数日だけ、一斉にお店を開ける日曜日があるんです。
それがVerkaufsoffener Sonntagです。
なぜ日曜日はお休みなの?
そもそもなぜ日曜日にお店が閉まっているのかというと、キリスト教にとって日曜日は静かに過ごす日であり、法的にも働いてはいけない日とされているからです。
このため、スーパーや薬局など多くのお店が日曜日を定休日としています。
と言いつつ、日曜日でも開いている飲食店があったり、たまに街の広場で蚤の市が開かれていたりと、例外も認められているようです。
ちょうど今の時期始まりつつあるクリスマスマーケットも、日曜日もやっているところが多いですね。
Verkaufsoffener Sonntag
Verkaufsoffener Sonntagもそんな例外の1つです。
元々、平日は働いていてゆっくり買い物をする余裕がないという人たちも、たまには思いっきり楽しめるようにと始まったものらしいです。
いつもなら日曜日には行けないお店に行くことができる、ちょっと特別な日となっています。
多くのところで年に4回ほど行われていますが、開催日は州や街によって様々です。
また、営業時間は午後だけという場合がほとんど。
具体的な日程については、それぞれの街のホームページなどでチェックしておきましょう。
マーケットや移動遊園地など、他のイベントと組み合わせて開かれることも多く、その日は街がとてもにぎやかになります。
暇を持て余した日曜日に、近くでVerkaufsoffener Sonntagをやっている街がないか調べてみるのも良いかもしれませんね。
おわりに
ドイツに来たばかりの頃は不便に感じていた日曜定休日にも、もうすっかり慣れました。
が、たまにこういった日曜日があるとやっぱり嬉しくて、出かけたくなってしまいます。
いつもと違う日曜日をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。