くらし

ドイツのごみの捨て方・分別方法

生活するうえで避けて通れないごみ問題
国が違えば当然ごみの捨て方も違ってきます。

特にドイツは日本に比べエコ意識が高く、分別もしっかりしているので、人によっては面倒に感じるかもしれません。
しかし「郷に入っては郷に従え」とも言いますし、自分が暮らす土地の分別方法はきちんと知っておきましょう。

ここでは私の住む地域での捨て方を一例として紹介していきたいと思います。
細かく見ると違う部分もあるかとは思いますが、大きな仕組みを理解してもらえると嬉しいです。

普通ごみ

日常で出る一般的なごみは自分で用意した袋にまとめて捨てます。
捨てる先は黒いコンテナです。
マンションなどでは共同のゴミ捨て場があり、他のコンテナと一緒にずらっと並んでいるので間違えないようにしましょう。

紙ごみ

チラシや紙袋などの紙類は青い(蓋の)コンテナに捨てます。
大きな段ボールもコンテナの近くに置くだけではなく、たたんでコンテナの中に入れるようにしましょう。

生ごみ

場所によるかもしれませんが、生ごみ専用のコンテナもあります。
BiogutBiotonneと書かれているコンテナで、食べ残しやコーヒーフィルターなどを捨てられます。
コンテナに直接捨てる人が多いですが、生ごみ用の紙袋に入れて捨てることもできるようです。

Gelber Sack

プラスチック、空き缶、牛乳パックなどの資源ごみは、Gelber sackという指定の黄色いゴミ袋にまとめて捨てます。
このGelber sackで捨てるものは決まっていて、袋に書いてあるほか、ネットで調べると詳しく載っています。
袋の入手方法が少し面倒で、市役所や一部の取扱店に行かないといけません。
近所だとどこで入手できるかは、ご近所さんや大家さんに聞くのが早いと思います。
タイミングが悪いと在庫切れのこともあるので、余裕を持って取りに行くと良いでしょう。

Pfand

ドイツでは、飲料の値段にPfandというデポジットが含まれている場合があります。
Pfandとは、瓶やペットボトルといった容器のコストも飲料代に含まれていて、飲み終わった後に空いた容器を返却すると、その容器代が返ってくるという仕組みです。
スーパーなどにPfand専用の回収機があって、出てきたレシートを買い物のときにレジで渡すと、その分の金額を引いてくれます。
どの飲料にPfandが含まれるかは、飲料を買った時のレシートを見るとわかります。
もしくは、ペットボトルの場合この↓マークがPfandの目印になっています。

空き瓶

Pfand以外の空き瓶は街中にある回収ボックスまで持って行きます。
瓶の色ごとにボックスが分かれているので、それぞれ分けて捨てましょう。
住宅街などでは騒音の問題からか、捨てて良い時間や曜日が決まっている場合があるので、近くにそういったことが書かれていないか確認すると良いと思います。

その他

通常のごみ収集車では持って行ってくれないもの、例えばフライパンのような燃えないゴミや、大きな家具などは、自分で処理センターに持って行くか、回収を依頼します。
私はまだ試したことがないのですが、古くなった家電を無料で引き取ってくれるリサイクル業者もあるようです。
まだ使えそうな家具やベビーカーといったものは、地域のコミュニティサイトで譲り合っている場合もあるので、調べてみても良いかもしれません。

おわりに

ドイツの分別方法はなんとなくイメージして頂けたでしょうか。
ごみ捨ては、実際に生活を始めたらすぐに必要になることなので、入居時に大家さんや管理会社に確認しておくといいと思います。
きちんとルールを知って、快適なドイツ生活を送りましょう!

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