くらし

クーラー無しのヨーロッパで猛暑を乗り切るために

日本から引っ越してくる前、ドイツの夏は過ごしやすいと聞いていました。
気温は30度を超える日が時々あるくらいだし、なにより湿度が低いからカラッとしていて快適だと。

しかし去年(2019)の夏、騙されたー!と思うほどの猛暑がヨーロッパ全体を襲いました。
そもそもそんな暑さなんて想定されていないので、一般家庭にはクーラーがありません。
対抗手段を持たないまま40℃の日が続き、みんなヒイヒイしていました。

そして今年、去年ほどではないにしろ、やはり37℃くらいの暑い日が1週間続きました。
去年のつらさを思い出し、気合を入れて臨んだ今年の猛暑!
汗でどろどろになりながらもなんとか乗り切ることができました◎

このままだとヨーロッパは来年以降も暑い暑い夏を迎え続けることになるかもしれません。
参考までに、すぐできる暑さ対策をまとめてみようと思います。

扇風機をしっかり準備する

クーラーが無いとなると次に頼れるのは扇風機です。
窓を開けても風が入ってこないことが多かったので、しっかりと部屋全体の空気を動かしてくれるものを準備しておくことが大切です。
我が家も最初は風が優しめの扇風機を用意していましたが、そんなものでは太刀打ちできず、結局業務用くらい大きな2台目を買いました。

去年の猛暑前は扇風機の種類が少なく、逆に猛暑が始まってからはいたるところで売り切れていました。
が、今年は種類も量もかなり増えていたようです。
本格的に暑くなる前にいろいろ見て、自分の家に合ったものを用意しておきましょう。

朝の涼しい時間に換気する

どんなに昼間や寝るときに暑くても、朝は比較的気温が落ち着きます。
その涼しくなったタイミングで家中の窓やドアやカーテンを全部開けて、換気をしていました。
前の日にため込んだ熱気を一度リフレッシュするととても気持ちが良いです。

ただし大々的に換気をするのは朝だけ。
暑い時間帯にこれをやると日光も直接あたるし生ぬるい空気も入ってくるしで、あまり効果がありません。
日中は日陰側の窓だけ開けて扇風機で空気を循環させるのが1番良かったです。

打ち水をする

ドイツに来て初めて打ち水というものをしました。
効果はというと、ほどほどに暑い日には良いかなーという感じでした。
ただ他の人の話を聞くと効果があったという人もいたので、やってみる価値ありだと思います。

打ち水のポイントはやっぱり朝の涼しいときにやること。
暑くなってから熱い地面に水をまいてもすぐ蒸発してしまうし、むしろ熱気が立ち込めます…
日陰にまくというのも大事です。
うまくいけば簡単に涼しく感じられるので、1度は試してほしい方法です。

日中は光をできるだけ遮る

ドイツの家は窓が大きくてたくさんある家が多いように感じます。
私の住む家も本当に窓の面積が大きくて、家から1歩も出なくても目に見えて日焼けしているほどです。

そんな窓から日光がサンサンと降り注ぐと、それはもう逃げ場がないくらい家全体が熱くなります。
なので日が差し込み始めた窓はすぐに光を遮断することにしました。

我が家の場合は備え付けの網戸のようなもので遮断していますが、シャッターでもスクリーンでも厚めのカーテンでもなんでも良いと思います。
少し暗いなーと感じるくらい徹底的に光を排除すると、体感温度が全然違います。
家にため込む熱も減らせるので、夜の過ごしやすさも変わってきますよ。

暑くなったら足湯する

足湯といってもお湯ではなく水を使います。
暑い!と思ったら湯船に水をためてしばらく足をつけて冷やしていました。
そうすることで体全体の体温が下がって少し楽になるんです。

気分は簡易プールです。

ただあまり冷たすぎる水でやると出た後にかえって足が熱く感じるのでほどほどに。
常温くらいでもいいかもしれません。

冷えピタをして寝る

暑くて眠れない日は冷えピタを貼って寝ました。
風邪で熱が上がった時くらい体が熱いですからね。
それでも眠れないときは保冷剤を抱えて体をなんとか冷やそうと頑張りました。
寝苦しい夜ってつらいですね。

そういえば日本では接触冷感タイプの寝具を使っていました。
あれを持ってくればよかった~と軽く後悔しています。
あると全然違うと思います。
今後移住の予定がある方はぜひご検討を。

どうしようもないときはホテルに駆け込む

いろいろやってみても暑いときは暑いです。
特に夜も気温があまり下がらず眠れない日が続くと心身ともにぐったりです。

そんな時はもうクーラーのあるホテルに駆け込むのもひとつの手です。
家にクーラーが無いならあるところに逃げちゃいましょう!
気分転換にもなって楽しそうですよね♪

我慢しすぎて体調を崩してしまわないよう、甘えられるところは甘えることも大切です。

終わりに

ヨーロッパの冬は寒くて暗い日が長く続きます。
その分みんな夏になると目いっぱい外に出て、日を浴びて、短い夏を楽しみます。
私もそんな風に夏を思いっきり楽しめるよう、残り少ない夏も暑さと上手に付き合いながら過ごしていきたいと思います。

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