海外旅行・海外転勤でスマホを使うには

旅行にしても住むにしても、海外に行くとき欠かせないのがスマホ。

・海外でどうやってネットに繋ぐの？
・いま持っているスマホは使える？
・しばらく滞在する場合、日本の携帯は解約するべき？
・海外のスマホ代はどれくらい？

など、実際に使うとなると不安なことも多いかと思います。

今回は、期間や目的によって最適な使い方を探せるように、私の経験を踏まえたおすすめの方法をご紹介していきます。
ドイツでの話が中心になりますが、参考になれば嬉しいです。

Contents

短期間
- メリット
- デメリット
長期間
- 料金
電話番号保管

短期間

海外旅行や海外出張などの短期間の場合は、

海外用WiFiルーターを借りる
契約している携帯会社の海外用料金プランを利用する

といった方法があります。

メリット

両者に共通するメリットとしては、全て日本語で用意ができるという点だと思います。
外国語に不安のある方や、日本のサービスのほうが安心できるという方は、これらを利用するのがいいかと思います。

私も海外旅行に行くときは、空港でWiFiルーターを借りていくことが多かったです。
日本で使っているスマホをそのまま使えるので、新しくスマホを用意する必要がないのも良いところです。

デメリット

デメリットは、どちらの方法も長く使うには料金が高めだということです。
１、２週間くらいであれば、安心感や便利さを優先して多少お金をかけてもそれほど気にならないかもしれません。
しかし、留学・赴任といった長期間の場合だと、日々の通信費はできる限り安く抑えたいものです。
ルーターの場合、常に持ち歩くことも少し不便に感じてしまいます。

長期間

海外に長く滞在する場合におすすめなのは、SIMロックフリーのスマホを使う方法です。
通常、携帯会社で契約したスマホはSIMロックがかかっていて、海外のSIMに入れ替えて使うことができません。
そこで私はSIMロックフリーのスマホを日本で用意しておき、ドイツに来てからSIMカードだけを契約しました。

私が選んだのは、プリペイドのようにひと月の通信量と金額が決まっているものです。
毎月自動で契約更新されるようにしたので、解約するまで何か手続きをする必要はありません。

料金

料金はデータ量がどれくらい必要かによって様々です。
私はひと月あたり２GBで15ユーロのタイプを使っています。
家では備え付けのWiFiを使っていて、外でネットを使う機会もそれほど多くないので、値段重視で選びました。

今のところデータ量が足りなくて困ることはほとんどありません。
日本にいた時より携帯料金が大きく減ったことも嬉しいポイントです。

電話番号保管

海外用のスマホを新しく用意する場合、今まで日本で使っていたものをどうしようかと悩む方も多いはず。
今回は３つの方法をご紹介します。

解約

しばらく日本に帰る予定の無い方は、思い切って解約してしまっても良いと思います。
維持費がかからないので経済的です。
その場合、日本に帰ってきたときには新しくスマホを契約し直すことになるので、電話番号も変わってしまいます。

電話番号保管

電話番号を変えたくない、数年で日本に帰ってくる予定だ、という方におすすめなのが、各携帯会社が提供している電話番号保管サービスです。
電話番号保管サービスとは、月500円前後を支払うことで、３年～５年程度電話番号やメールアドレスをキープできるというものです。
出国前と帰国後に多少手続きは必要ですが、通常の料金プランより安く抑えることができます。

注意点としては、安さを売りにしている携帯会社や料金プランだと、こういったサービスに対応していない場合があるということです。
出国前に焦らないよう、事前に確認するのが良いと思います。

また、日本で利用を再開するときには、もともと使っていたSIMカードが必要になるかと思うので、なくさないようにしましょう。

格安スマホに乗り換える

もうひとつ、格安スマホと呼ばれるキャリアに乗り換えておくという方法があります。
データ量・料金ともに一番低いプランにしておき、そのまま維持しておくというやり方です。
MNP（ナンバーポータビリティ）という電話番号はそのままで他社から乗り換えができるシステムを利用すれば、番号が変わってしまう心配もありません。

例えば楽天モバイルには、使ったデータ量が１GBまでなら月額０円というプランも！
海外用のスマホで生活していれば日本のデータ量は消費しないと思うので、実質無料で電話番号をキープできます。